引越し料金を安くするための方法の王道編として挙げると、
- 荷物量を減らす
- 日程や時間帯を変更する
- 出来るだけ多くの複数見積もりを取る
の三つが、最も効率的でかつ費用削減に効果的な方法です。
①先ず一点目の荷物量を減らす。
引越し金額は、その荷物を載せるためのトラックの大きさで大まかな基本料金が決定します。
引越し料金は、引越し運賃+人件費+オプション費で構成されますが、
この運賃の部分がトラックの大きさになり、費用の中で一番高くなる部分です。
荷物量が減れば、トラックも小さく済み費用が下がるという流れになります。
よって、見積もりを依頼する前に、新居先に運ぶ荷物と旧居で処分する荷物を仕訳するようにして下さい。
※見積もり時に決定しておらず、保留となってしまうと業者も保険を掛け大きいトラックの選択になり費用が上がってしまいます。
特に、タンスやベッド、自転車など大型な荷物から先に処分する事を視野に入れて下さい。
ちなみに、当日になり段ボールが少々増えたぐらいであれば、わざわざ業者に申告する必要はありません。
(荷物が当初より増えることは業者も理解しています。)
②次の日程や時間帯を変更する。
引越し料金は、月並みですが3月~4月が繁忙期となり高く、またそれ以外の時期が通常期となります。
この繁忙期は通常期に比べ、1.5倍~2倍にまで跳ね上がる事が想定されます。
通常期の料金の目安としては、
- 単身(近距離):25,000円~35,000円
- 単身(長距離):60,000円~80,000円
- 2人(近距離):50,000円~70,000円
- 2人(長距離):80,000円~100,000円
- 3人(近距離):65,000円~80,000円
- 3人(長距離):150,000円~210,000円
※近距離は引越しの移動距離が100km未満の場合に適用されるため相場は出しやすいですが、長距離は100kmを超える距離となるため参考までに留めて下さい。
相場を見ると非常に高い料金設定で初心者の方ではビックリされますが、料金を下げるためには日程や時間帯を変更するのが有効的になります。
- 日程では月末ではなく月初にする、
- 曜日は土日祝日ではなく平日にする
- 時間帯は午前便を選ぶのではなく、午後便(13時スタート)もしくはフリー便(15時以降スタート)を選ぶ
上述は、引越しの日程において人気が無い時間帯、つまり業者が暇を持て余す期間となるため、安くすることが出来ます。
③出来るだけ多くの複数見積もりを取る
複数見積もりは相場が分かるだけでなく、業者側も値引きに力を入れてくれます。
この見積もり業者の数は、多くとも5社程度で十分です。
見積もり候補となるのは、大手が3社、地域で活躍する中小の業者2社を入れて下さい。
国内で大手と呼ばれる業者は、
- アート引越センター
- サカイ引越センター
- アリさんマークの引越し社
- クロネコヤマト
- 日本通運
の5社となります。
特徴として、
アート引越センターは荷造りサービスに力を入れているため荷造り荷物が多い方にお勧めですが料金は他社に比べると割高が想定されます。
サカイ引越センターとアリさんマークの引越し社は、割安料金が魅力的のため、競合させる方法がお勧めです。
クロネコヤマトや日通は、単身パックが安いため、荷物が少ない方にお勧めとなります。
営業所にもよりますが、5社とも荷造りからトラブル対応にも強いプロ業者なので見積もりを取る事は損ではありません。
また中小業者は数が多い為、例を上げるのは難しいですが、例えば長距離なら長距離専門業者や近距離なら赤帽なども見積もり候補に入れる事を推奨します。
以上の3点を押さえておけば、当初の見積もり額より大幅に減額できるため、特に初心者の方はぜひ参考にして下さい。