水道や電気は係員を招くことなく自分一人で停止と再開に向けた準備を進められますが、ガスの場合には扱い方によってはガス漏れなどの重大なトラブルが発生する可能性があるため、
ガス会社に連絡して係員に閉栓と開栓の作業をしてもらわなければなりません。
引越しの日程が決まったら電話やインターネットでガス会社に連絡を入れ、旧居の閉栓と新居の開栓を依頼しましょう。
連絡が遅れてしまった場合には、新居で引越し当日からガスを使用することが不可能となってしまう可能性があり、お風呂や台所でお湯を使用できなくなってしまう恐れがあるため、引越し当日の1~2週間前までには忘れずに依頼しておくことをおすすめします。
なお、この作業には原則として家主かそのご家族の立ち会いが求められます。
依頼する際には、
- ガス会社と契約している方のお名前とお客様番号、
- 旧居ならびに新居の住所と電話番号、
- 一戸建てかマンションかといった建物の形態、
- 日中に連絡が取れる電話番号、
- 閉栓・開栓の希望日と時間帯
などの情報の開示を求められます。
特に新居の住所を突然尋ねられても困ってしまいますから、事前に引越し先の住所をメモして持っておくと便利です。
閉栓・開栓は年末年始を含む年中無休で行われています。
旧居で使用したガス料金は、引越し日までの日割りで月額料金を支払うこととなります。
口座振替やクレジットカードを利用して支払いを行っている方は、特別な手続きをする必要がなく、自動的に日割りの使用料金が引き落とされます。
閉栓の作業にはおよそ10分、開栓の作業にはおよそ30分程度が必要です。
新居でガスストーブなどのガス機器を使用する予定がある場合には、ホースの装着などを代行してくれるため、忘れずに用意して申告しましょう。